【Aro Week Day 2】アセクシャルとアロマンティック
Aro Week Day 2!
皆さんいかがお過ごしですか?
Aro Weekの初日を飾る昨日の記事ではアロマンティックとは何かということをつらつら書きました。
今日はアロマンティックと混合されやすいアセクシャルについて書いていきます。
アセクシャルとは男女問わず他者に対して性的な欲求を抱かない人のことを表します。
日本語では「無性愛者」という訳され方もします。
アセクシャルにもアロマンティックのように「その人について深く知れば性的な欲求を抱く人(デミセクシャル)」や「はっきりアセクシャルとも言えないが他の性的指向にも当てはまらない人(グレーセクシャル)」など多様な方々がおり、
そのようなアセクシャリティと関連している他のアイデンティティを全てまとめて「アセクシャルスペクトラム」と呼びます。
国際的な意味ではそのような意味なのですが、日本ではアロマンティックであることも含めるような、曖昧な解釈で広められています。
日本でのアセクシャルの解釈には「広義のアセクシャル」と「狭義のアセクシャル」があります。
●広義のアセクシャル
他者に対して恋愛感情は持つが、性的な欲求は抱かない人
広義のアセクシャルにあたる人の日本独自の呼び方として「ノンセクシャル」という言葉もあります。
●狭義のアセクシャル
他者に対して恋愛感情も、性的な欲求も抱かない人
日本ではアロマンティックであることを前提として「アセクシャルである」と表現をすることが多く、アセクシャルという言葉を検索した際にはこの意味でアセクシャルを定義しているところが多く見られます。
整理すると、本来の意味であればアセクシャルとはアロマンティックであることと関係はないのですが、なぜか日本ではそれらが繋げて解釈されてしまっている、ということです。
アロマンティックであることと、アセクシャルであることを分けて考えると下のような表現の方法になります。
恋愛指向がアロマンティックで性的指向がアセクシャルの人→アロマンティックアセクシャル
恋愛指向がアロマンティックで他者に性的に惹かれるの人→アロマンティックセクシャル
そして、ついこの間世界アセクシャルの日(International Asexuality Day)が4月6日に決まりました。
internationalasexualityday.org
今年初めてとなる世界アセクシャルの日も盛り上げていきたいと思っております!
参考図書:
月島ゆな「アセクシャルと恋愛〜日本のエースコミュニティ〜」(Kindleで読めます!)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07XKPCST1/ref=cm_sw_r_tw_awdo_c_x_zxUSDb0TNQ93G
参考Website: